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2007年 2月22日 テーマ ジュゴンがあらわれましたょ!人間にモノ言いたげです。
      写真 ジュゴン保護基金 会員 東恩納琢磨
  浦島悦子
大浦湾でのパラシュート降下訓練とジュゴン
 2月13日、在沖米海兵隊は、名護市大浦湾(キャンプ・シュワブ訓練水域)でのパラシュート降下訓練を強行しました。大浦湾での同訓練は1999年以来8年ぶりだそうですが、キャンプ・シュワブ沿岸域への普天間代替飛行場建設を見越したデモンストレーションの側面もあるのではないかと思われます。

 午前9時半から1時間余にわたり合計7回、22人の兵士を落下させる訓練が行われましたが、軍事訓練と基地建設に反対する住民・市民たちは手漕ぎカヌーを含む10隻の小船に分乗して大浦湾へ漕ぎ出し、海面に落下したパラシュートと兵士を回収する米軍のゴムボートと入り乱れながら、海上での抗議行動を展開しました。

 このところ、SACO合意も無視した各種軍事訓練や軍用機の配備、降下訓練の兵士やヘリなどの民間地への不時着、民間地に米兵が銃を向けるなど、地域住民や各首長・議会のどんな反対・抗議・要請(大浦湾でのパラシュート訓練には、基地がお好きと見える島袋・名護市長さえ中止要請を行っています)も顧みない米軍の「やりたい放題」、傍若無人な振る舞いは、目に余るものがあります。それは、この島がイラクの戦場と直結していることを、否応なく私たちに思い知らせます。彼らは現在戦闘中であり、その精神状態のままこの島に滞在しています。彼らにとってここは戦場の続きなのですから、「平時」の感覚は通用しないのでしょう。

 大浦湾での訓練実施前日の12日朝、湾のすぐ近くの沖合で、大浦湾沿いの瀬嵩集落で活動するジュゴン保護基金委員会の事務局長であり、私たち十区の会のメンバーでもある東恩納琢磨さんは、500メートル上空のヘリの上から、ウミガメと戯れながら遊泳するジュゴンの姿を10分間にわたって観察し、カメラに納めました。

 大浦湾は、絶滅に瀕したジュゴンの生息域で、これまでに目撃情報も多い海域です。辺野古・大浦湾海域への基地建設問題が持ち上がって以来、大事な局面で必ず姿を現す(目撃される)ジュゴンの不思議な行動は、東恩納さんも言うように、「人間に何かを訴えるため」だという気がしてなりません。

 イラク派遣を前に、パラシュートを背負って飛び降りる米兵たちの目に、輝くサンゴ礁の海やジュゴンの姿はどう映るのでしょうか。格差の厳しい米国社会で、望んで兵士になったのではない人も多いはずです。死地へ送られ、若い命を戦場にさらさねばならない彼らの恐怖、胸の内を思うとき、戦争の不条理に胸が痛みます。

 戦争は、人間から人間の心を奪います。自然から生まれ、人との関係のなかにしか生きられない人間が、それらを根こそぎ破壊する戦争を繰り返す愚かさ。ウミガメと戯れながら泳ぐジュゴンは、私たちにそれを諭し、兵士たちに「殺さないで。殺されないで」と呼びかけているのかもしれません。 

 それにしても、「海の神さまのお使い」とも言われるこの大切な仲間を、絶滅寸前にまで追い込んでしまった私たち人間の罪深さを思うとき、なんとしても彼らを絶滅させてはならないと改めて決意する私でした。   
(浦島悦子・記)
 2月12日午前8時大浦湾安部崎よりのリーフから200m沖で撮影しました。

 10分ほどジュゴンとウミガメが戯れるように泳いでいました。

 この日も人間に何かを伝えるように姿を現してくれたのかと思いました。

 翌日は大浦湾で米軍パラシュートと降下訓練をひかえた日でした。

 改めてここ大浦湾、名護の市の東海岸をジュゴンの保護区にするために基地建設を止めて行かなければならないと意志を強く持ちました。そして今あるキヤンプシュワーブを国民休暇村へと変えていくことが現実的な選択であり。世界の常識であると確信しています。
                                            
(東恩納琢磨)
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