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2007年  8月13日 辺野古の伝統行事、六月ウマチー
7月28日(旧暦6月15日)、辺野古の伝統行事である六月ウマチー(御祭)を見学に行きました。五穀豊穣と豊漁を祈る神行事です。この中で唱われる神歌の中にジュゴンが出てくるというので、それを聞くのも目的の一つでした。
辺野古の神アサギ。アサギは、沖縄島北部から奄美地方にかけて見られる四方が開いた屋根の低い建物で、神々と人々との交歓の場とされています。もともとは茅葺きだったと思われますが、現在は立派な赤瓦の建物になっています。
アサギにカミンチュが集まり始めました。
集落の人々も集まってきます。
集落の女性たちが手作りしたミキ(神酒)をお椀に入れます。祈願のあとカミンチュたちが回し飲み、参加者たちにも振る舞われます。見学者にも回ってきたので、酸っぱいどぶろくのようなそれをいただきました。アルコール分はほとんどなかったみたい。
葉っぱに包んだご飯(餅米)が配膳されます。これも、カミンチュ、参加者、みんなでいただきました。
ほかにもご馳走が次々に運ばれます。これは、私たちには回ってきませんでした。
アサギの外に出て、カミンチュと集落の青年たちが縄を持ち、カミンチュがウム
イ(神歌)を唱います。縄は舟を象徴していると思われます。豊漁を予祝するこのウムイの中に、ハリセンボンやマクブという魚の名前とともにジュゴンが登場します。かつて辺野古の海にはジュゴンがたくさんいて、人々の大切な食糧だったことが伺われます。
ウムイを唱うカミンチュ。
ウムイが終わると鼓を乱打して、みんなで囃しながら、青年の一人を大勢で押さえ込み手足を縛ります。
縛った手足に棒を通してアサギの前の神池に運び、水の中に落とします(でも、ご心配なく。とても浅いので、少し濡れるくらいです)。これは、イノシシ猟をイメージしていると思われます。犠牲(?)になった青年はたいへんだったことでしょう。
カミンチュは再びアサギに入り、槍などを持った3人の青年も入ります。青年たちは、運ばれてきた神酒(これは泡盛でした)を一気に飲み干します。大きなお椀になみなみと注がれた酒を「全部飲まないと、豊作にならないぞ」と区長さんに脅され(?)て、ちょっとかわいそうでした。一人は全部飲み干しましたが、あとの2人は半分以上、着物にこぼしていました。カミンチュたちは「こぼしなさい」とアドバイスしていました。急性アルコール中毒になったらたいへんですものね。そのあと、鼓とカミンチュの歌に合わせて、青年たちは掛け声を出しながら槍を突く仕草をします。そばで集落の長老が指導しています。こうやって伝統が受け継がれていくのですね。
次に、アサギの中に縄を張ります。カミンチュが舟ウムイを唱い、縄の中に入った青年たちは、ザルを持って舟から水をくみ出す仕草をします。
 ここでフィルム切れになったのですが、このあと、再び、青年の一人が手足を縛られて神池に投げ込まれ、神事は終わりました。何人かの青年が縛られそうになってはほどき、別の青年を追いかけ、とうとう最後に捕まってしまったのは、先ほど縛られた青年でした。二度も神池に投げ込まれた彼は苦笑していましたが、きっとこの先、神様に守られていいことがあるでしょう。
撮影 浦島悦子
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