ホーム もどる
2008年  6月29日 「慰霊の日」によせて
 ある日、娘が学校から帰って来るなり、「あのね、ケーイののったふねがしずんで、おにいちゃんも、おばあちゃんも、みんな、みんなしんじゃったんだって」と話を始めた。「あっ、対馬丸の話しだな」って私はすぐにピンときた。なぜなら、去年の6月、私はその本「ケーイ」を読み聞かせたからだ。それにしても去年には関心を示さなかった子どもが、「おかあさん、せんそうっててどうしておきるの?」っていろいろ聞いてくるので、「ヨシッ、今年は糸満の平和祈念資料館に子どもたちを連れて行こう」と思い立った。

 私たちは「慰霊の日」の前日に行ったのだが、「平和の礎」にお参りする人々でいっぱいだった。その日は実家の父母も一緒に行ったのだが、あらためて父の祖母、母の兄夫婦とその一人娘が戦争で亡くなり、「平和の礎」にその名が刻まれていることを知った。母の兄夫婦の娘さんは3歳で亡くなったそうだ。みんなで手を合わせた。

 資料館に行っても子どもたちは一つずつ一生懸命見ていた。難しい漢字もあるので意味は分からないかもしれないが、何かを感じとってくれたと思っている。資料館を出たあと主人が「なぜ、お父さんとお母さん、じーじやばーばが辺野古に基地を作られることに反対しているのか」を子どもたちに話した。静かに最後まで聞いていた。もっとも、話しが終わると何事もなかったように遊び回っていたが・・・。

 これから先もいろんなことがあると思うが、どんなときも一生懸命がんばっている親の姿を見せたいと思っている。そしていろんなことを話したい。そんなことを思った「慰霊の日」だった。あらためて、戦争で亡くなったすべての方々のご冥福をお祈り申し上げます。
6月29日 渡具知智佳子 記
みなさん! 10区の会がめげないよう、 応援をおねがいします。
郵便振替 01730-9-9673 ヘリ基地いらない二見以北10区の会