ホーム もどる
2018年 5月 6日 辺野古新基地建設=埋め立て工事を止める集中行動にのべ4700人
  浦島悦子
 4月23日(月)〜28日(土)の6日間、キャンプ・シュワブゲート前で、辺野古新基地建設=埋め立て工事を止める500人集中行動(座り込み)が取り組まれ、連日、目標を上回る600〜700人が県内外から参加しました。これに対し沖縄県警も機動隊の人数や車両の台数を増やし、「ごぼう抜き」した人々を、排気ガスをまき散らす数台の警察車両で長時間囲い込むなどの不当弾圧・人権侵害を繰り返し、怪我人や逮捕者も出ましたが、ゲートから入るダンプトラックやコンクリートミキサー車の台数を大幅に減らす成果を上げました。行動を呼びかけた実行委員会は、「多くの人が集まることで大きな力を発揮した。これをきっかけに、さらに運動を盛り上げていこう」と話しています。

 集中行動中日の25日(水)は、昨年の同日、安倍政権が「辺野古埋め立てに着工した」と発表してからちょうど1年になることを期して、海上での抗議パレード、辺野古浜での海・陸連帯集会も開催されました(主催:ヘリ基地反対協議会)。1年前の「着工」は単なるセレモニーにすぎませんでしたが、以来、埋め立ての前段となる護岸工事は遅れながらも日々進行し、沖縄防衛局は辺野古崎の浅瀬部分の護岸をこの5月末までに締め切って、7月にも土砂を投入すると発表しています。

 当初の計画では先行するはずだった大浦湾側の護岸は、海底地盤の軟弱さなどが明らかになり手を付けられない状態です。「いずれこの工事は頓挫する」と土木の専門家は指摘していますが、工事が途中で止まったとしても、いったん土砂を入れられると海は死に、元には戻せません。今のうちに何としても工事を止めたいと、83艇のカヌー、11隻の抗議船(乗船者の合計は船長を含め128人)が海に出ました。

 護岸を造るための石がクレーンから落とされるたびに「ドーン」という音が響き、その下にいる生きものたちが殺されていくのを実感して胸が痛みます。これ以上、工事を進行させてはならないとの思いを強くし、カヌーと抗議船、みんなでプラカードを掲げ、「工事をやめて!」と声を上げました。

 午後から開かれた浜の連帯集会では、カヌーチームが、不当な立ち入り禁止のフロートを越えて抗議し、工事を一時中断させたことが報告され、大きな拍手を浴びました。

 28日(土)は、1952年、サンフランシスコ講和条約によって沖縄が日本から切り離された日。沖縄では「屈辱の日」と呼ばれていますが、2年前に名護出身の二十歳の女性が元海兵隊員に暴行・殺害され、遺体を遺棄された日でもあります。ゲート前で開催された「(辺野古新基地建設阻止! 9条改憲NO! 安倍政権退陣!)4・28県民屈辱の日を忘れない県民集会」には1500人が参加し、集会の冒頭で被害女性に黙とうをささげました。

 沖縄選出国会議員、県議会各会派代表、市民団体代表らが発言し、現在も「屈辱」は続いている、新基地NOの民意が無視されていること、基地を受け入れればカネを出す等も「屈辱」そのものだと述べました。一方で、前日に行われた南北朝鮮の首脳会談を受けて、非核化、平和への一歩を踏み出した朝鮮半島の動きを歓迎する声も多く、朝鮮半島が平和になれば普天間基地も嘉手納基地もいらない、辺野古に新基地をつくる理由もなくなるとの指摘に、「そうだ!」と大きな拍手が起こりました。

 この日はダンプなどの搬入はありませんでした。6日間の参加者の延べ人数は約4700人と発表されました。
カヌーによる海上パレード
護岸工事のためクレーンで石が落とされるのに抗議。フロートの中にいるのは海上保安庁です。
機動隊の壁で見えませんが、この中で、座り込みの市民を「ごぼう抜き」しています。
石材を積んだダンプが国道に行列を作り、機動隊が市民を排除するのを待っています。
排除された人々が警察車両の向こうに閉じ込められています。排気ガスで気分が悪くなる人も…
「4・28屈辱の日を忘れない県民集会」の発言者のみなさん
テントに入りきれないほどの人々が内外から集まり、熱気にあふれました。
みなさん! 10区の会がめげないよう、 応援をおねがいします。
郵便振替 01730-9-9673 ヘリ基地いらない二見以北10区の会