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2015年  8月 15日 二見以北住民の会が東京行動
  浦島悦子
3・21止めよう辺野古新基地建設!美ら海を守ろう!
 辺野古・大浦湾に新基地つくらせない二見以北住民の会は、7月29〜31日、環境省・外務省・防衛省への要請行動を中心とする東京行動を行いました。少し遅くなりましたが、報告します。

 住民の会では、地元をはじめ名護市民、沖縄県民の辺野古新基地建設反対の民意が日本政府から全く無視され、私たちの生きる基盤である自然環境や地元住民の生活が破壊されようとしていることから、やむにやまれず今年3月、国連への訴えを起こしたところ、翌4月、国連環境計画(UNEP)・アジア太平洋事務所のカヴェ・ザヘディ所長・代表から「みなさんの懸念を日本の環境省との間で分け合って対処します。」同時に、「皆さんの政府の関係官庁に直接働きかけるといいでしょう」とのお返事をいただきました。

 これを手がかりに環境省への要請行動を行うことになり、沖縄選出野党国会議員で構成する「うりずんの会」のご尽力と、辺野古基金からの活動費の助成で、環境省・外務省・防衛省への要請行動が実現しました。東京行動に参加したのは、住民の会会長・松田藤子(汀間区)、汀間区区長・新名善治、東恩納琢磨(瀬嵩区、市議)、渡具知武清(瀬嵩区)、浦島悦子(三原区)、森山憲一(久志区)の6人です。

 29日は、羽田空港到着後すぐに国会議事堂へ直行し、開催中の参議院安保法制特別委員会を傍聴。安倍首相や中谷防衛大臣を追及する野党議員たちの論戦を目の当たりにしました。同日夜は、沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックの皆さんが、私たちを迎えて急遽開催して下さった「辺野古新基地建設を許さない緊急集会」(四谷地域センターにて)に参加。松田会長をはじめ全員がそれぞれの思いを語り、緊急にもかかわらず集まって下さった60人余の方々と意見交換し、交流を深めました。東京の地で、沖縄のことをわがこととして日夜奮闘されている皆さんに大きく励まされた集会でした。

 30日午前には、東京行動のメインである省庁要請を行いました。参議院第2議員会館の会議室で、衆議院議員の赤嶺政賢、照屋寛徳、玉城デニー、仲里利信の各氏、参議院議員の糸数慶子氏の5人の国会議員の立ち会いのもと、環境省の鳥居敏男・自然環境局自然環境計画課長に松田会長から要請文を手渡した後、環境省の同課長ほか5人、外務省の阪口琢磨・国際協力局地球環境課課長代理、防衛省の普天間飛行場代替施設建設事業推進グループの部員(2人)と、住民の会の6人に在京の環境NGO代表3人を加えた意見交換が1時間半にわたって行われました。

 この中で、UNEPからの文書について、環境省にも外務省にもUNEPからの文書は来ていない、したがって対処もできないとの回答があり、私たちの要請事項についても、「辺野古・大浦湾海域が生物多様性上、重要な海域であることは認識しているが、公有水面埋立法に基づいて防衛省が適切に対処していると承知している」「ジュゴンは広範囲に生息し、藻場も広く存在しており、環境省では嘉陽と古宇利島周辺で定点調査を継続している」「オスプレイの騒音についてはアセス条例の中で環境大臣が意見を述べることにはなっていない」など、どれも責任逃れに終始し、私たちだけでなく国会議員からも批判の声が上がりました。

 また、何の肩書きもない部員を送り、何を聞いても「担当でないのでわからない」「伝えます」としか言えない防衛省の態度は、私たちをバカにしているとしか思えないものでした。最後に「地元」とはどこだと認識しているのかという質問に対しては「久辺3区だ」と答え、私たちの二見以北はこれまでも、これからも「地元」とは認めないという姿勢に改めて怒りを覚えました。

 久志在住の森山さんは、自宅の2階で撮影したオスプレイの日常的な低空飛行、夜間飛行の生々しい現実を持参のタブレットを使って披露し、法律違反、協定違反の実態を政府に突き付けました。

 納得のいく答えが得られないだろうことは最初から予想していましたが、地元住民の率直な意見を各省庁にぶつけられたことはとてもよかったと思います。

 要請後には同じ場所で記者会見も行い、要請や意見交換の内容と、今回の要請行動の結果をUNEPに伝え、次の行動を模索していく方向も示しました。 

 このあと午後から、午前の省庁要請に同席して下さった日本自然保護協会(NACS-J)の安部真理子さんとともに同協会の事務所を訪問し、沖縄の環境問題にも積極的に関わってくださっている職員の皆さんと意見交換。同夕刻には、国会前で行われた、戦争法案に反対する「総がかり行動」の集会に参加し、主催者の要請に応えて松田会長が力のこもった挨拶を行いました。戦争法案と辺野古基地建設を一体のものとして「許さない」という多くの人々の思いが国会前に溢れていることに勇気をもらいました。

(付記:私・浦島を除く5人は翌31日、帰沖。同日夕刻、沖縄県庁前で開催された戦争法案反対の県民集会に参加し、東京行動の報告を行いました。私は数日東京に残り、31日夜の若者たちによる国会前集会=2万5千人が参加、若者たちの危機感に溢れた、しかし乗りのいいラップ調のコールに私も思わず唱和していました=、8月3日の防衛省前抗議集会に参加、また、都内2カ所で小さな会を持っていただき、基地問題について話をさせてもらうなど、得るものの多い東京行動でした。出会った皆さんすべてに感謝申し上げます。)
参議院安保特別委員会傍聴を終えて(写真:憲法会議の田中章史さん)
夜の緊急集会(東京・四谷地域センター)(写真:NACS-Jの安部真理子さん)
省庁要請の様子(右側=環境省、中央=うりずんの会の国会議員、左側=住民の会)(写真:NACS-Jの安部真理子さん)
UNEPからの返信(日本語訳)と環境省への要請文(写真:NACS-Jの安部真理子さん)
環境省に要請文を手交(参議院第二議員会館)(写真:NACS-Jの安部真理子さん)
省庁要請後の記者会見(写真:NACS-Jの安部真理子さん)
夕刻、国会前集会で挨拶する松田藤子会長(写真:憲法会議の田中章史さん)
NACS-J事務所を訪問しました(写真:NACS-Jの安部真理子さん)
みなさん! 10区の会がめげないよう、 応援をおねがいします。
郵便振替 01730-9-9673 ヘリ基地いらない二見以北10区の会