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2014年  8月17日 大雨を吹き飛ばした
「辺野古・大浦湾に新基地つくらせない二見以北緊急住民集会」
  文・写真 浦島 悦子
辺野古・大浦湾に新基地つくらせない 二見以北緊急住民集会
主催者挨拶を行う松田藤子・新基地つくらせない二見以北住民の会会長
 8月14日(木)午後7時過ぎから、名護市瀬嵩の名護市役所久志支所ホールで「辺野古・大浦湾に新基地つくらせない二見以北緊急住民集会」が開催されました(当初、大浦湾に面した瀬嵩の浜で開催予定でしたが、直前から雷を伴う大雨となり、急きょ場所を変更)。

 この日の早朝から、政府・沖縄防衛局が辺野古新基地建設に向けた大浦湾の立ち入り禁止海域を示すブイ設置を強行開始したばかりとあって、大雨にもかかわらず、危機感を持った地域住民や昼間の抗議行動参加者など150人以上が結集。各メディアも多数、取材に訪れました。

 集会は、三原区の山城義和さんの司会で進められ、最初に主催者を代表して松田藤子さん(辺野古・大浦湾に新基地つくらせない二見以北住民の会会長/汀間区)が次のように挨拶しました。

 「地域の命と暮らしをつないできた宝の海が基地建設によって破壊されようとしている。地域の暮らしと平和を守るために地域住民の強い意思を示そうと、私たちは今日ここに結集した。過去2回の名護市長選の結果に市民・住民の意思は明らかです。県民を軽視・軽蔑する国の姿勢、知事の裏切りに怒りがこみ上げる。もしここで新基地建設を許せば沖縄は半永久的に基地の島になる。被害は百年、二百年続く。基地のない平和な未来への思いを共有し、団結して歴史的な重大な局面に立ち向かおう。基地は地域振興を妨げる邪魔者。大人たちは地域の環境を守り、豊かな未来を子どもたちに受け継ぐ責任がある。あきらめてはダメ、黙っていてはダメ、傍観していてはダメ。地域総ぐるみ、市民・県民総ぐるみで稲嶺市長とともに、いかなる圧力にも屈せず、辺野古・大浦湾に基地を造らせないため頑張っていきましょう」

 次に、南米出張中(ブラジル移民百年・ボリビア移民60年記念式典出席のため)の稲嶺進市長から届いた次のようなメッセージが読み上げられました。

 「政府の圧力に絶対に屈しない強い決意で豊かなまちづくりに向けてまい進している。二見以北は大浦湾の海と陸域の豊かな自然、文化が息づく地域であり、それを活かした地域づくりが始まっている。それに水を差す新基地建設は絶対に許さない。基地誘致による地域振興は妄想。子どもたち・孫たちに負の遺産を残してはならない。心を合わせてともに頑張ろう!」

 地域住民の代表として、沖縄戦を体験した87歳の比嘉美佐子さん(嘉陽区)が車椅子で登壇し、「あの悲惨な戦争は二度とやってはいけない。基地を持ってきたら沖縄は大変なことになる。負けないように一生懸命やっていきたい。皆さんも頑張ってください」と訴え、また、地域の未来を担う子どもたちを代表して緑風学園7年生の渡具知和奏・和紀さん姉妹(瀬嵩区)が次のように述べました。

 「大浦湾の目の前で生まれ育った。小さいころから浜で遊んだり、カヌーに乗って魚たちと触れ合った。大好きな大浦湾を埋め立てて米軍基地という大きくて迷惑なものを作ろうとしている。住んでいる私たちの建設反対の声を全く聞かずに、どんどん工事が進んでいる。もしつくられたら、学校や集落の上を毎日米軍機やオスプレイが飛び、うるさくて大変になる。いつ落ちてくるかもわからない。考えるととても恐ろしい。私たちは海からいろんなことを学んできた。大浦湾はいつまでも綺麗で豊かであってほしい。大人になった時、この自然を次の子どもたちに残していかなければならないと思う。今、私たちができることは限られているけど、できることをお父さんやお母さんと一緒にやっていきたい」

 そして、最後に二人で声を合わせて「絶対にこの海を守る!」と力強く宣言すると、会場から大きな拍手が送られました。

 このほか、多忙な公務を縫って駆けつけてくださった糸数慶子参議院議員、玉城義和県議会議員、稲嶺ススム後援会の渡具知武明会長、9月7日投開票の名護市議選で全員当選をめざす稲嶺市政与党議員の1人である地域選出の東恩納琢磨市議会議員(瀬嵩区)の挨拶を受け、また、会場参加者の中から、辺野古現地での抗議行動のリーダーとして連日奮闘している平和運動センター議長の山城博治さん、普天間爆音訴訟団団長の島田善次さんからも報告をしていただきました(突然の指名にもかかわらず快く発言していただいたお二人に感謝申し上げます)。

 雨を吹き飛ばすように会場の熱気も盛り上がったところで、大浦区の藤原邦彦さんが集会アピールを読み上げて提案。満場の拍手で承認されました。最後に、三原区の伊波安志さんの音頭で「がんばろう」を三唱。それぞれの思いを書いたプラカードを高く掲げて「基地をつくらせない」決意を新たにしました。
 
 二見以北住民の会では今後、各区での看板設置、辺野古現地行動への参加など、具体的な行動を計画しています。
「戦争は二度と起こしてはならない」と訴える87歳の比嘉美佐子さん
子ども代表で発言する緑風学園7年生の渡具知和奏さん・和紀さん
大浦湾に新基地つくらせない!
二見以北住民緊急集会アピール
 名護市民・沖縄県民の圧倒的反対にもかかわらず昨年末、仲井眞知事が辺野古埋め立てを承認したのを受けて、政府及び沖縄防衛局は大切な民意を無視し強引に新基地建設を進めています。海上保安庁や警察機動隊を大量動員するなど、反対しても無駄だと言わんばかりの強引な手段が目立ちます。

 基地建設によって真っ先に被害を受けるのはこの地域です。17年前に降って湧いた基地建設計画に翻弄され、地域が分断されています。それを乗り越え、いま、地域が一つになり豊かな自然と文化を活かした自主・自立に向けた地域づくりが始まっています。

 そんな私たち住民の頭越しに、私たちの望む未来とは全く逆の巨大軍事基地が建設・固定化され、子々孫々に負の連鎖が続いていくことを認めるわけにいきません。自然環境と生活環境を破壊し、70年前の沖縄戦の悲劇を再び繰り返す基地建設を私たちは絶対に許すことはできません。

 私たちは去る6月27日、二見以北全住民の3分の2に当たる981名の基地反対署名を沖縄防衛局と沖縄県に届けました。私たちは決してあきらめず、稲嶺進市長とともに「新基地はつくらせない」姿勢を貫きます。署名で示した住民の意思を行動に移すために、私たちは本日ここに集まりました。

 この決起集会で、防衛局および県知事に対し、次のことを強く要請します。
1) 仲井眞知事は埋め立て承認を撤回し、辞任すること

2) 最大の当事者である二見以北住民の声を聴くこと

3) 自然と暮らしを破壊し、子どもたちの未来を閉ざす新基地建設を直ちに止めること
 ご参集の皆さん。心を合わせ、小さな地域の声ではありますが、県民とともに大きな声の束を作って「新基地阻止」のうねりを作っていきましょう!
2014年8月14日 辺野古・大浦湾に新基地つくらせない二見以北住民の会
集会の最後に、みんなで「がんばろう」!
みなさん! 10区の会がめげないよう、 応援をおねがいします。
郵便振替 01730-9-9673 ヘリ基地いらない二見以北10区の会