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2013年   11月24日 十区の会など、仲井眞知事へ辺野古埋立不承認を要請
  浦島 悦子
仲井眞知事へ辺野古埋立不承認を要請

埋立申請反対要請の名護議会決議受け十区の会が県に要請
 11月20日(水)、ヘリ基地いらない二見以北十区の会は、稲嶺市政を支える女性の会(いーなぐ会)と連名で、仲井眞弘多知事に対し「辺野古埋立申請不承認への激励と要請」を行いました。

 対応したのは土木建築部の當銘健一郎部長と知事公室の親川達男基地防災統括監。沖縄県庁での要請行動には、名護からの6人に加え、沖縄各地から駆けつけてくれた支援者や、名護選出の玉城義和さん等3人の県議を含め総勢20人余が参加しました。

 ちょうど、当日朝の地元紙に、11月末までに県知事に提出される予定の「(埋立申請に対する)名護市長意見」案(=「名護市民の誇りをかけて辺野古移設に断固反対」するという内容。22日の名護市臨時議会で審議予定)の全文が掲載されたため、名護市長意見の扱いが、要請における大きな話題の一つになりました。當銘部長は、「市議会で承認されるまでは『案』なので内容には立ち入れない」と断りつつ、名護市長意見の重さについて「その意に反する結論を出すのは問題がある」「案の通りに承認されれば、23頁と相当のボリュームなので、防衛局に質問する必要が出てくる可能性もあり、年内での(承認・不承認の)知事判断は難しくなるかもしれない」と述べました。

 また、親川統括監は「この問題の原点は、普天間基地の危険性除去であり、そのためには県外移設がいちばんだという知事の姿勢は変わらない。名護市長の意見も踏まえて判断することになる」と答えました。
以下は知事に宛てた要請文です。
2013年11月20日
沖縄県知事・仲井眞弘多さま
いーなぐ会(稲嶺市政を支える女性の会)
(共同代表:宮城 幸/宮城玲子/玉城むつ子)
ヘリ基地いらない二見以北十区の会
(共同代表:渡具知智佳子/浦島悦子)

辺野古埋立申請不承認への激励と要請
 県民のための日々のお仕事に、心より敬意と感謝を申し上げます。

 政府・沖縄防衛局が去る3月22日に沖縄県知事へ提出した辺野古埋立承認申請について、年内〜年明けにも知事の判断が出されると報道されています。

 沖縄県が行った申請書類の告示縦覧期間(6月28日〜7月18日)に寄せられた「利害関係人」の意見書は、3500件以上に上ったと報道されました。県が名護市長への意見照会を行ったのを受けて、名護市は市長意見に反映させるために8月1日から10月末まで市民及び市出身者からの意見を募集しました。この間に名護市へ寄せられた市民意見は2500件を越え、その99%が埋め立て=基地建設反対の意見だとのことです。1997年12月の市民投票で「辺野古への基地建設NO」の意思表示をしたにもかかわらず、以来16年もの長きにわたってこの問題に翻弄され続けてきた名護市民の悲願がここにも現れています。

 いーなぐ会では9月4日、三宅俊司弁護士を講師に招き「公有水面埋立法」学習会を開催しました。そこで私たちは、埋立承認基準は免許基準と同一であること、今回の政府の申請は形式的要件を欠き(環境保全に関する文書が添付されていない、埋立地利用=オスプレイの使用について何らの調査も評価もされていない、など)、内容審査についても、公有水面埋立法第4条によって県知事は、環境に配慮せず環境破壊が明らかな埋立行為に対しては、これに免許(承認)してはならないと定められていること、などを学びました。

 そもそも、沖縄防衛局が出した環境影響評価書に対して、知事は「環境保全は不可能」と断言しておられます。しかもこの間、埋立予定地にジュゴンの食み跡が確認されたにもかかわらず防衛局が隠蔽していたことが共同通信の報道で明らかになり、アセスそのものが破綻していることを印象づけました。そのような評価書に基づいて出された埋立申請が同様であることは火を見るよりも明らかであり、知事は当然、「埋立不承認」と判断されるであろうことを私たちは信じています。

 しかしながら、政府が振興策や「基地負担軽減」を提示する一方、「(辺野古移設への)理解を求める」として知事に有形無形の圧力を強めている様子を見るにつけ、名護市民、地域住民としては、不安が湧き起こるのを押さえることができません。

 私たちは知事の「県外移設」の姿勢を強く支持し、激励するとともに、今後ともその姿勢を堅持し、沖縄の貴重な自然と私たち県民の暮らし、子や孫たちの未来を守るために辺野古埋立申請を不承認とされますよう、改めて要請いたします。
以上
要請を伝えたタイムスさんの記事です。
さらに、以下は埋立申請反対の意見書に賛成多数で可決した名護市議会のもようをまとめたものです。
「名護市民の誇りをかけて、辺野古移設に断固反対」
名護市長意見を市議会で可決
 11月22日(金)、名護市議会は臨時議会を開き、沖縄県知事から照会された「(辺野古)公有水面埋立承認申請書に関する名護市長意見」の審議を行い、原案通り賛成多数で可決しました。(市長意見全文は20日の『琉球新報』『沖縄タイムス』両紙に掲載されています。)

 「名護市民の誇りをかけて辺野古移設に断固反対し、県知事に埋立承認しないよう求める」市長意見に多くの市民が関心を寄せ、議場前には開会2時間以上前(午前8時前)から傍聴者の列が出来ました。開会時刻が近付くと傍聴者はさらに増え、議会事務局は、報道カメラを議場の中に入れるという異例の措置で傍聴席の確保に努めましたが、立ち見も含め50人以上がすし詰め状態となり、それでも入りきれない人は外のモニターで審議を見守りました。傍聴席を埋めた多くが年配の女性たち。「子や孫たちのために私たちが頑張らないと」という言葉が胸を打ちました。

 午前10時から始まった臨時議会は冒頭から、野党議員の「市当局から議案説明がなかった。議案研究のための時間を頂きたい」との発言で中断。議会運営委員会が開かれ、「議案は既に19日に議員全員に配布してあるので、これ以上時間を取る必要はない」との結論に至り、11時過ぎから再開しました。

 当初、市長意見案は23頁もの長さがあるので、前文と結論部分だけを市長が全文読み、意見の内容については担当部長が要点だけを述べる予定でしたが、野党議員からの「全文読むべきだ」との意見を受けて、意見書全文を読むことになりました。野党議員は時間引き延ばしのために要請したものと思われますが、全文が読まれたことによって、意見書全体の格調の高さ、充実した内容の素晴らしさが傍聴席の市民の胸に染み渡り、野党議員にとっては逆効果だったのではないかと思います。

 全文読むのに1時間半ほどかかり、昼食休憩に入る前、稲嶺進市長は傍聴席まで来て、市民に労いの言葉をかけました。

 午後2時から審議が始まりましたが、野党議員の市当局への質問は「なぜ、議決もしないうちに新聞に載ったのか」「出された市民意見を住民基本台帳と照合したのか」「(市長意見の中に紹介されている市民の意見のいくつかを取り上げて)これはどこに住んでいる人が書いたのか」「(基地)容認派からも意見を聞くべきではないか」等々、些末的なものがほとんどで、採決の前の「(議案への)反対意見」を述べたのは9人の野党議員中1人のみ。与党議員は4人が「賛成意見」を述べました。野党議員の「引き延ばし戦術」は失敗に終わり、午後3時半過ぎ、市長意見が賛成14人(議長を除く与党議員。公明党議員2人が、党として結論がまだ出ていないとのことで採決に加わらず退席したのは残念でした)の起立で可決されると、与党席と傍聴席から大きな拍手が沸き起こりました。」

 稲嶺市長はこの意見書を27日、沖縄県副知事に手交することになっています。        
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