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2013年   5月27日 稲嶺進名護市長二期目の出馬を表明
  文・写真 浦島悦子
稲嶺進名護市長二期目の出馬を表明
辺野古の海にも陸にも 新たな基地は造らせない
 5月27日夕刻、稲嶺進・名護市長の二期目に向けた出馬表明会見が、名護市内のホテルゆがふいんおきなわで行われました。市長を支える与党市議団(15人)や後援会幹部をはじめ、280人を超える市民が会場狭しと詰めかけて市長を激励、熱気溢れる会見となりました。

 渡具知武明・後援会長の挨拶のあと、稲嶺市長が以下のように出馬表明を行いました。
二期目出馬に当たって
 本日は公私ご多用の折にも関わりませず、多くの方々にご参列を賜り感謝申し上げます。

 これまでに与党市議団や後援会、多くの支持・支援者の方々から、二期目についての強い要望・要請を頂戴してまいりました。

 このことにつきましては、三年間の実績と公平・公正、市民目線の市政運営が評価されたと認識をしているところであります。支えて下さった与党議員団や市職員、ご指導いただいた多くの市民・支持者の皆様に感謝を申し上げたいと存じます。ありがとうございました。

 本日、二期目出馬表明の意を決するまでに様々なことを考え、熟慮を重ねて導き出した結果を、ここにお伝えすることが出来ますことに感謝の意を表すると共に、ご参列の皆様をはじめ、多くの支持者の皆さんと、その思いを共有することが出来ることを嬉しく思います。


 決意に至る一端として、昨今の政府の沖縄に対する無慈悲な仕打ちや強硬姿勢に、強い危機感を持っていることがあります。去る一月の建白書に示された沖縄の現実や県民の心情を一顧だにせず、オスプレイの強硬配備や普天間飛行場辺野古移設に関する埋め立て申請、4・28の主権回復記念式典の開催など、その最たるものであります。

 「辺野古の海にも陸にも新しい基地はつくらさない」ことで勝利した、2010年の名護市長選挙以来、県内移設反対は今や県知事・県議会をはじめ、すべての市町村長・市議会決議に表わされるように、まさにオール沖縄の意思と言える情勢にあります。しかし一方では、県選出国会議員の公約破棄や一部の市議団が、政府に日米合意に沿った移設と振興策を要望するなど、県民世論に反する行為は到底看過できるももではありません。この三年間で、沖縄の良心が創り出した大きな流れ、「その流れを止めてはならない。変えてはならない。」その流れの初陣を切った名護市が再びその役割を担う覚悟が求められていると思うのであります。

 次に、一期目に掲げました「稲嶺ススムの市政変革-七つの柱とプラスT」の進捗状況については、これまでも機会を捉えてお知らせして参りましたが、ほとんどの分野で実施や着手、事業選択の手続きが進行しており、目に見える形で成果をあげていることが出来たと自負しておりますが、これらを更に拡充発展させるためにも、もう少し時間が必要であると考えております。

 中でも特に、「子どもの瞳が輝まち」と「子育て支援」は、この三年間で最も力を入れた施策の一つでした。認可保育園の増設と定員増による待機児童解消対策、三人目の給食費無償化、学校のトイレの改修とクーラー設置、その他数々の施策に予算を投入して参りましたが、出生率が高く十五歳未満の人口が多い我が名護市は、未来への可能性に満ちているということであり、子ども政策は未来への投資であります。今後も更なる政策の注入が必要であります。

 次に、財政や経済の分野で言いますと、ひとつに、再編交付金がなくても市の財政は心配ないということです。雇用ではみらい4号館の完成で700名の雇用が生まれます。今後の公共事業では小中学校の耐震工事を、当初の八年計画を三年に短縮して実施するほか、公園や道路の新設改良事業は整備プログラムに沿って確実に進めます。また、消防本部をはじめ公共施設の再配備計画を策定して、中期的に建設を進め、安心・安全のまちづくりと経済対策を図ってまいります。更に「強くて元気な農業」の基である6次産業への取り組みも力強く推進しているところであります。

 その他にも、医療・福祉・暮らしと環境・地域力の再生・行財政改革等、重要な政策がありますが、これらについては次の段階ではっきりお示しして参りたいと思います。

 以上、名護市の現況と解決・克服すべき課題等に鑑みるに、微力を顧みずこの度の要請を受け、二期目出馬を決意いたしましたので、ここに表明いたします。
二〇一三年五月二十七日
稲嶺ススム
その後、記者団からの質問を受けて、稲嶺市長は次のように答えました。


<問>二期目の出馬に向けた公約は?
<答>@普天間移設問題はこれからが勝負。「辺野古の海にも陸にも新たな基地は造らせない」公約を貫く。
Aすべては子どもたちの未来のために。すべては未来の名護市のために。

<問>辺野古埋め立て申請への市としての対応は?
<答>辺野古アセスは根拠に欠け、アセスの体をなしていない。県民の意見を聞く場もなかった。辺野古移設を前提にしていること自体が間違っている。県から名護市に意見を求められたら「ならん!」と答える。

<問>出馬表明の時期が今になったのは?
<答>沖縄のことは頭の片隅にもないような最近の政府の動きを黙って見ているわけにはいかない。もう一度頑張ると発表することで、名護市民の思いを示すべきだと思った。

<問>基地建設による振興策に期待する声もあるが?
<答>基地がらみの振興資金が名護市だけで500億円投下されたが、市民生活は豊かになったか? 安心安全に暮らせる街になったか? ノーだ。再編交付金に頼る地域興しはありえない。福祉や子育てにも使えない。

<問>普天間移設問題についての名護市長選の位置づけは?
<答>地元の名護市が頑張ったことがオール沖縄の流れを作った。今回も名護市が頑張ることで未来を切りひらける。万一、県知事が押しつけてくるようなことがあれば「名護市民はウチナーンチュあらんがや(ないのか)?」と問う。
 普天間移設問題は大きな争点になる。次の世代に対して何をすべきかということだ。20年30年先を考えたまちづくりのために、誤った選択をすべきではない。

<問>7月の参議院選挙との関わりは?
<答>沖縄の代表者として沖縄の声を国政に反映できる人を応援する。




 以上、いずれも胸のすくような明快な答えで、そのたびに、集まった市民から大きな拍手が送られました。「20年30年先を考えたまちづくり」「すべては子どもたちの未来のために」……ほんとうに素晴らしい市長を私たちは持っていると、改めて感銘を覚えました。

 名護市の一部の基地誘致勢力が自民党本部や政府との密談を繰り返していることが報道され、稲嶺市長を引きずり下ろそうとするさまざまな動きが水面下で行われていることも漏れ聞いていますが、名護市および沖縄の未来のために、次期市長選で何としても再選を勝ち取ろうと、決意を新たにした出馬会見でした。
みなさん! 10区の会がめげないよう、 応援をおねがいします。
郵便振替 01730-9-9673 ヘリ基地いらない二見以北10区の会