5月29日 |
「辺野古合意」を認めない緊急市民集会で市民の怒りは頂点に! |
文・写真 |
浦島悦子 |
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会 次 第 |
司会 神山正樹(市議会議員)
(1)開会宣言 比嘉祐一(市議会議員)
(2)名護市長あいさつ 名護市長 稲嶺 進
(3)決意表明
☆若者代表 坂井 満(嘉陽区)
☆婦人代表 具志堅千鶴子(東江区)
☆婦人代表 當山佐代子(辺野古区)
☆地元代表 嘉陽宗義(辺野古区)
☆地元代表 比嘉盛順(辺野古区)
☆二見以北10区代表 渡具知武清・智佳子(瀬嵩区)
☆連帯メッセージ紹介 県議会議員 玉城義和他
(4)アピール文提案・採択
(5)ガンバロー三唱 屋比久稔(市議会議員)
閉会 |
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日米両政府が共同声明で「米軍普天間飛行場の辺野古移設」を発表した5月28日の夕刻、名護市民会館中庭で「辺野古合意」を認めない緊急市民集会が行なわれ、悪天候にもかかわらず、傘をさし、合羽を着た1200人の市民が中庭を埋めました。
集会の冒頭で主催者挨拶に立った稲嶺進市長は「皆さん、こんにちわ。本来なら、こんばんわ、の時間だが、まだティーダ(太陽)を残しておかなくてはならない」と切り出し、「今日、私たちは屈辱の日を迎えました」と声を振り絞りました。いつも穏やかでにこやかな市長が、いつになく激しい口調で、「怒りは頂点に達し、爆発している」「沖縄はまた切り捨てられた」「この国に民主主義はあるのか!」と、無念の思いを発すると、その一つひとつの言葉に「そうだ!」と市民が唱和します。
壇上に立つ市長の合羽からしたたり落ちる雨滴が涙に見えたのは私だけでしょうか(市長の挨拶全文は後日、掲載予定です)。
市長の挨拶のあと、辺野古をはじめ市内各地の代表が決意表明を行ない、二見以北十区からは渡具知さん一家5人が壇上に立ちました。(渡具知武清さんと武龍君のアピールはこちらで) |
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十区の会の幟 |
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挨拶する稲嶺進市長 |
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雨の中、「怒、怒…」が渦巻く集会の様子 |
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「政府からの感謝状より、子や孫からありがとうと言われたい」と語る辺野古の嘉陽宗義おじぃ |
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渡具知一家。武清さんが決意表明。 |
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武龍くんも堂々と意見を述べた。 |
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みんなで「がんばろう!!」 |
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「辺野古合意」を認めない
緊急市民集会アピール |
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本日、発表された日米合意は、民意を無視した合意であり、県外移設を求める名護市民及び県民の意志に沿うものではない。
名護市や沖縄県の同意なく、強行に日米の合意がなされた事実は、歴史的に見ても地方自治の侵害であり、民主主義の冒涜である。
国土のわずか0.6%の沖縄に在沖米軍専用施設の74%の負担を65年も強いたうえ、さらに新たな基地を押し付け ようとする「辺野古合意」は「沖縄差別」そのものである。
日米安保条約に沖縄に基地を置くという条文はない。
沖縄の米軍基地が、わが国の安全保障のうえで、あるいはアジア及び世界の平和の維持のために不可欠であるというのであれば、基地の負担は日本国民が等しく受けるべきものである。
したがって、私たち名護市民は真の地域自治、国民主権、民主主義を取り戻すため、この「辺野古合意」を断じて認めることはできない。
私たち名護市民は、名護市に新たな基地はいらない。
私たち名護市民は、名護市辺野古への移設に断固反対する。
私たち名護市民は、「辺野古合意」の撤回を強く求める。
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平成22年5月28日(金)
「辺野古合意」を認めない緊急市民集会実行委員会
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5月26日 |
5/28 「辺野古合意」を認めない緊急市民集会のご案内 |
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この日、那覇でも
日米合意を糾弾し、辺野古新基地建設を許さない5・28県民集会』
が開かれます。
場所:県庁前広場 主催:基地の県内移設に反対する県民会議
名護、那覇、いずれでもかまいませんので、是非、ご参加下さい。 |