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2007年 10月26日 隠されてきた新基地建設の実相明らかに!!

10月23日 ジュゴン訴訟報告会のご報告
渡航費カンパご支援ありがとうございました。
文・写真 浦島悦子
日本政府が隠してきた
辺野古・大浦湾新基地の実相が
明らかになった!
 
 10月23日、米国におけるジュゴン訴訟の報告会が名護市港区公民館で開催されました。このHPでも訴訟への派遣支援カンパを呼びかけましたが、サンフランシスコ連邦地裁で9月に公判が行われ、沖縄から3人の原告団(東恩納琢磨さん=十区の会、真喜志好一さん、通訳の吉川秀樹さん)が参加。2003年から始まった訴訟は今回で結審し、半年以内に判決が出ることになっています。

 報告会では、ジュゴン保護基金委員会の事務局長でもあり、「じゅごんの里」づくりをめざしている東恩納さんが、訴訟の勝利の見通しを伝え、「米国のアセス法が適用されれば、ジュゴンの住む海に基地を造ることは難しくなる。基地を止めてジュゴン保護区にしていこう」と訴えたあと、真喜志さん、吉川さんが、普天間基地移設(辺野古・大浦湾沿岸新基地)計画に関する重要な発表を行いました。これらは、米国側から出された裁判資料(公文書)によって明らかになったもので、沖縄県民の反発を恐れた日本政府が、いかに実相をひた隠しにしてきたかを物語っています。

 昨年5月、日米両政府は、普天間移設を含む在日米軍再編最終報告に合意しましたが、その直前(4月20日)の日米協議において、米国は、新基地に214メートルの埠頭、現在の普天間基地にはない戦闘機装弾場および爆発物安全帯、同時に3機を洗浄できる航空機洗浄場などを要求し、日本政府は基本的にこれに同意しています。埠頭についてはすでに01年度に日米間で確認されていることも明らかになりました。214メートルの埠頭とは、佐世保を母港とする輸送揚陸艦「ジュノー」級の船を係留できる大型岸壁で、波が静かなときにはエセックスも着岸できるとのこと。私たち地域住民が心配していた「軍港化」がいよいよ具体的な姿を現したのです。

 米国はさらに、「日本政府は水域についてのみ環境アセスを行おうとしているが、キャンプ・シュワブ陸上区域に関しても言及するよう勧告」し、また、「新しい滑走路の形状・配置、運用に関する騒音コンタを示す必要がある」とコメントしています。

 那覇防衛施設局(現・沖縄防衛局)は8月、普天間代替施設に関する環境アセス方法書の公告・縦覧を強行しましたが、その中でこれらには一切触れていません。資料を和訳した吉川さんは、「政府は県民・知事・市長を騙し続けてきた」と怒りを込めて資料の説明を行い、アセスの手続きが終わらないうちに、それと並行して早い段階から地ならしなどの作業を進めていく予定であることも報告しました。

 真喜志さんは、「今回、米国は、新基地建設が日米の共同行為であることを初めて認めた(これまでは、日本政府が造るものであり、米国は関係ないと主張していた)。今回の新資料によって辺野古基地の機能が明らかになったが、日本政府はそれを米国から告げられているにもかかわらず、情報を隠したまま基地建設をしようとしている」と指摘、「戦闘機装弾場が造られれば、実弾を積んだヘリが飛び回るようになる(現在、私たちの地域を飛んでいる米軍ヘリには実弾は積まれていない)だろう」と警告しました。

 3人の報告を受けたあと、これらの資料を使って今後何ができるか、会場参加者を含めた議論が行われ、名護市長や県知事への要請行動、新基地の実相を広く県民に伝え、世論を高めていくために、わかりやすいビラや映像資料を作ることなどが提案されました。
東恩納琢磨さん
真喜志好一さん
吉川秀樹さん
みなさん! 10区の会がめげないよう、 応援をおねがいします。
郵便振替 01730-9-9673 ヘリ基地いらない二見以北10区の会