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2007年  6月16日 キャンプ・シュワブ内埋蔵文化財試掘調査報告会の報告
  浦島悦子
キャンプ・シュワブ内埋蔵文化財試掘調査の報告会 の報告
市民も応援しています
名護市教育委員会が
キャンプ・シュワブ内埋蔵文化財試掘調査の報告会
携帯電話のカメラで写したので画像が悪くてごめんなさいね。
 名護市教育委員会による「キャンプ・シュワブ内の埋蔵文化財等試掘調査」に関する市民への報告会が、6月14日午後6時半から名護市中央公民館で開かれました。

 V字形新基地建設計画による開発予定地(滑走路予定地にある兵舎を移設するための開発)に埋蔵文化財があるかどうかを那覇防衛施設局が名護市教育委員会に照会し、それに回答するために試掘調査を行なったもので、名護市広報『市民のひろば』6月号に調査概要報告が掲載されています(既報)。その内容に軍事機密等、不都合なものは何らないにもかかわらず、施設局は広報の配布を見合わせるよう求めてきましたが、地方自治への介入であるこのような圧力に屈せず、名護市は通常通り広報を配布し、市民からの要請に応じて報告会も開催することになりました。

 報告会の冒頭挨拶で、稲嶺進教育長は「文化財を守るためにやってきたし、これからもやっていく」と名護市教委の基本姿勢を強調。続いて具志堅光昭教育次長が、施設局からの照会以降、市民団体との話し合いや試掘調査の経過について報告したあと、担当者から、現場の写真や図を示しながら調査報告が行なわれました。調査内容については『市民のひろば』をご覧いただくとして、ここでは、その後の質疑や出席した市民からの意見についてご紹介します。

報告会の会場で展示されていた、試掘調査で出てきた遺物。左端のごく小さいものは、壺屋焼の陶器片だとのこと。
 今後の調査スケジュールに関する質問に対して市教委は、「今回の試掘調査で見つかったのは近・現代の遺跡と思われるもので、埋蔵文化財としては比較的新しいが、名護市にとって重要な遺跡であることに変わりはない。現地保存が望ましいが、もし開発する場合には本格調査が必要になる。すでに名護市文化財調査のための文化庁予算1千万円が内定しているので、キャンプ・シュワブ内遺跡の調査を優先し、周知の遺跡(1970年前後の調査で発見された古い遺跡)および今回の試掘調査で見つかった遺跡の両方を調査したい」と述べるとともに、文化財についてはすべて公開していくと明言しました。

 遺跡だけでなく、開発予定地の動植物調査も必要ではないか、という意見に対しては、「動植物調査も併せてやっており、貴重種も発見されている。天然記念物に当るものは発見されなかった」と答えました。

 試掘調査をした場所が田圃や畑跡であることがわかったので「地主からの聞き取りも是非やって欲しい」という要望が出されました。市教委の担当者は「基地内なので困難はあるが、地主に同行してもらって現場での聞き取りも追求したい」と意欲を見せました。

 施設局の圧力をはね返した市教委に対する評価や「市民も応援しています」という激励の意見も多く、予定時間をオーバーする熱心な質疑・意見交換で、市教委と市民との信頼関係が深まったと思います。
みなさん! 10区の会がめげないよう、 応援をおねがいします。
郵便振替 01730-9-9673 ヘリ基地いらない二見以北10区の会