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2007年  5月 29日 「ネオキの会」が久志地域をフィールドワークしました。
  浦島悦子
  写真 石川真生
 5月27日、通称「ネオキの会」の久志地域巡りが行なわれ、十区の会で案内しました。

 「ネオキの会」の正式名称は、ネオ(新しい)オキナワの会。前回知事選で糸数慶子さんの選挙運動に関わった市民たちが、選挙の敗北の一因は市民の力不足にあるという反省のもとに、沖縄をもっと知り、自分たちの力を付けていこうと始めた月1回の勉強会です。

 この間、ずっと、新基地建設を巡る名護や地元の動きをどうとらえ、どう関わっていくかという議論が続けられているので、十区の会の私たちも積極的に参加しています。

 その中で、反対運動はもちろんですが、地域の多くの人が反対の気持ちを持ちながら動けないでいるのは、生活の問題が大きいからではないか、基地に頼らず自立できる地域興しの提案や実現を目指そうという動きが芽生え始めています。そんな動きも含め、今回はいつものような屋内での勉強会から一歩外に出て、実際に基地建設が計画されている地元・久志地域を見てみようというフィールドワークを行なうことになりました。

 参加者それぞれが何かを感じてくれたと思います。当日の様子を、案内した浦島が、ネオキの会への報告として書いたものを、石川真生さん撮影の写真とともに転載します。
まだ5月というのにギラギラと照りつける太陽。真夏のような暑さとなった5月27日、ネオキの会のスペシャルイベント「久志13区巡り」を行ないました。
12:00すぎ 

名護市東海岸・瀬嵩の朝市前に集合した12人+地元・十区からの4人(渡具知さんちの双子ちゃんを含む)は、朝市のツルおばぁとミサおばぁが心を込めて作ってくれたお昼ご飯を、どこで食べようかと悩みました。予定していた浜は暑すぎて無理。幸い、浜の近くの防風林の中に小さな広場を発見。ガジャンの歓迎も受けながら、バイキング方式でにぎやかに、おいしく頂きました。食事の終わり頃、名護の若者2人が合流。(ガジャンは沖縄の方言で「蚊」のこと)
13:30

のっけから予定より30分遅れましたが、14人と地元案内人(浦島)の15人が4台の車に分乗していざ出発。まずは久志地域の南端・久志を目指します。

左手に辺野古弾薬庫、右手に実弾射撃演習場のある米軍キャンプ・シュワブを突っ切るように走る国道329号を通り、辺野古の国立沖縄工業高等専門学校、「振興策銀座」豊原のマルチメディア館・北部雇用能力開発総合センター・国際海洋環境情報センターを外から見て(日曜日のため内部見学はできず)久志へ。

昔ながらのたたずまいが残る久志集落の公民館前で一休み。ガジュマルの木陰で暑さをいやしたあと、旧道を通って北上し、辺野古へ。「平和の塔」の高台から、辺野古の集落と、基地建設が計画されている海を見ました。8億円も使って建設された御殿のような地区会館(公民館)を横目に見ながら辺野古を後にしました。
国道329号の橋の上から辺野古の集落をのぞみます。
14:30すぎ

二見の坂を下りて十区に戻り、二見パーラーのオーナー・照屋さんが8月にオープンを予定している民宿(自宅を改装)を見学。改装作業中でした。照屋さん手作りの見事な庭にみんな感激。

瀬嵩の山麓で稲嶺さんが飼っているイノブタ牧場を見学(主は不在)。可愛いウリ坊たちを撮影したり、イノブタさんの鼻をさわったりと楽しんでいました。
稲嶺さんが飼っているイノブタさん。
15:30

予定ではそろそろ終わる時間なのに、まだ十区はほとんど見ていないと、案内人はあせります。あとの集落の見学はカットして、久志地域の広さを実感してもらうために、とにかく北端の天仁屋まで直行することにしました。

山間を縫って天仁屋集落に近づくと、にわかに霧が…。幻想的な雰囲気の中、集落はずれの海岸へ。「地の果て」の趣のある風景に思わず声が上がりました。天仁屋を出ると、あら不思議。また、もとのかんかん照りです。
天仁屋の海
霧の天仁屋
16:00すぎ

瀬嵩に戻り、「じゅごんの里」へ。ジュゴンの住む東海岸を海洋保護区にし、「じゅごんの里」作りを目指す東恩納さんの拠点です。県外からの修学旅行を受け入れ、カヌー体験などを行なっています。この日は大浦湾の海底マップ作りのための調査チームが来ていました。
16:30〜17:30

お昼の残りの天ぷらや、朝市にスイカを出店していた今帰仁の方から差し入れして頂いたスイカを食べながら、感想と次の日程などを話し合いました。地元の参加が少なくて交流できず、ごめんなさい。

「辺野古に来たり、国道を走ったことはあるが、地域の中を見る機会はなかったので、知ってよかった」「それでもまだ、表面を見ただけ。もっと集落の中をゆっくり歩いてみたい。そうすればいろんな発見があると思う」「海はけっこう汚れているし、ゴミも多い。海岸線を歩いてみるのもいいのではないか」、「本土の人に地域の良さを発見してもらうのも一つの方法では」などの感想が出ました。

友利真由美さんのアドバイスを得ながら地域興しを目指そうと動き始めた「東海岸プロジェクト(仮称)」の報告。

多忙の中、話し合いだけでも、と駆けつけてくれた名護の宮城さんと黒田さん(+生後2ヶ月の森海くん)も参加。宮城さんから、昨年の名護市長選に対する質問への説明もありました。

次回については、さらにこのテーマを続けたいという意見が多く、エコツアーや観光事業など地域興しの可能性について論議することになりました。
「じゅごんの里」でディスカッション
参加されたみなさん、ほんとうにお疲れさまでした。まだ半分も見ていないんだから、また必ず来てね。参加できなかったみなさんも、次には是非。お待ちしています。
みなさん! 10区の会がめげないよう、 応援をおねがいします。
郵便振替 01730-9-9673 ヘリ基地いらない二見以北10区の会