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2006年 3月05日 テーマ 3・5県民大会での10区からの発言
  執筆 ヘリ基地いらない二見以北10区の会 渡具知智佳子
 私たち家族が住む久志地区は、この9年間ずっと基地問題に翻弄され続けてきました。基地問題といえば、いつも辺野古ばかりがクローズアップされますが、私の住む瀬嵩を含む二見以北にある10区は、最初の建設案からずっと滑走路の延長線上にあり、去年10月の米軍再編で出た最終案では、とうとう目の前にある大浦湾が埋め立てられてしまうという計画になってしまいました。もし基地が建設されてしまったら、軍用機の離発着に伴う想像を絶するであろう騒音被害、いつ落ちてくるかわからない墜落の恐怖、米兵がらみの事件事故に巻き込まれるやしないかという恐怖など基地が作られてしまったら起こるであろうと考える違った意味の恐怖に9年間さいなまれてきました。

 それだけではありません。市民投票の時の意見の違いが対立をうみ、それは9年たった今なお続いています。基地問題は、それまで穏やかだった私たちの生活のみならず私たちの心もズタズタに切り裂いてしまいました。

 そんな中で私たち夫婦が頑張ってこれたのは、3人の子どもたちがいたからです。子を持つ親ならだれでもそうであるように、私たち夫婦にとってこの子たちは大切な大切な宝です。「子どもたちの未来に基地はいらない」・・・この思いだけで、この9年間基地建設反対を訴え続けてきました。

 沿岸案に反対ではないのです。いかなる案であろうと新しい軍事基地を作ることに私たちは反対しているのです。しかしながら、新しい基地が作られないから、いつまでも普天間基地は宜野湾に居座り続けているということに、私を含め同じ久志地域に住む人間は多かれ少なかれ申し訳なく思っています。でも私たちだって基地なんていらないのです。この9年間ずっと叫び続けているのです。

 私の住む二見以北十区は、過疎地で住んでいる人間も少ないかもしれません。それでもこの基地問題が起きるまで静かに生活してきました。私たちは何も要りません。ただただこの生活を守りたいだけなのです。これから生きていく子どもたちの時代に、あの海と山に囲まれた素晴らしい自然環境を残してあげたいだけなのです。過疎地に住む人間は、この当たり前のことすら許されないのでしょうか。

 どこへもっていってもゴミはゴミです。普天間基地のような大きな粗大ゴミは、アメリカへ持ち帰ってもらいましょう。日本政府のみなさん、なにがなんでも辺野古沿岸部、キャンプシュワブ周辺にこだわるストーカー行為はもうやめてください。私たちはあなたが大きらいです。こんなにも嫌われているのですから、日本男児なら男らしくきっぱりと沖縄を諦めてください。

 もう一度いいます。私たち二見以北十区の地域住民は、新たな軍事基地をすべて拒否します。日本政府のみなさん、「基地はいりません」私たちの9年間の切実な叫び声を、ちゃんと受け止めてください。よろしくお願いします。

 どうもありがとうございました。
  
みなさん! 10区の会がめげないよう、 応援をおねがいします。
郵便振替 01730-9-9673 ヘリ基地いらない二見以北10区の会