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ごあいさつ

 ヘリ基地いらない二見以北10区の会は、97年12月21日に実施された「海上ヘリポートの是非を問う名護市民投票」へ向けた大きな運動のうねりの中で同年10月に結成された地域住民団体です。同年1月に結成された「辺野古・命を守る会」とともに、名護市東海岸(久志地域)への米軍基地建設に反対する地元住民団体として活動してきました。

 10区(10の集落)を合わせても人口2000人足らずの過疎地で、名護市久志支所ホールがあふれんばかりの500人以上が集まった結成集会、地域住民の意思を示すために各区の区長を先頭に行進した名護市街地でのデモなど、当初は文字通り「地域ぐるみ」だった運動が、市民投票で示された「基地ノー」の市民意思が当時の市長によって踏みにじられ、住民・市民の手の届かないところで基地建設へ向けた動きが進む中で、政府の札束攻勢や基地問題で引き裂かれた人間関係への疲れから、次第に参加者が少なくなっていきました。98年、02年と続いた名護市長選の敗北(基地容認の岸本市政が2期8年続きました)がこれに拍車をかけ、10区の会は03年から休会を余儀なくされたのです。

 99年末に岸本・前市長が受け入れた辺野古沖軍民共用空港案は、04年4月に始まった海底ボーリング調査阻止の座り込み、海上行動など、地域住民をはじめとする現場での非暴力抵抗と、それを支える幅広い世論によって断念に追い込まれました。しかしながら、それに代わるものとして昨年10月に日米両政府が「合意」した「辺野古沿岸案」は、大浦湾の大規模埋め立て、集落の真上を通る飛行ルートなど、これまで以上に二見以北10区を直撃するものとなっています。

 もはや休会している場合ではない、何とか声をあげなくては、という危機感を持った私たちは、9年間苦しめられてきた基地問題に終止符を打ちたいという地域住民の悲願をかけて、今年1月の名護市長選挙に関わりました。基地反対の候補者2人の一本化が果たせず、選挙は今回も負けてしまいましたが、選挙運動を通して地域住民と10区の会との結びつきが復活し、2月3日、再開総会を行って再スタートを切りました。

 前市政を引き継ぐ島袋吉和・新市長は、圧倒的な反対世論を無視できず、今のところ「沿岸案」には反対の姿勢を保っていますが、就任式で私たちの「地元からの訴え」を受け取り拒否したように、10区を徹底して無視してきた前市政と同じく、私たちを地元と認めようとはしていません。

 過疎地に生きる私たちを、日米両政府をはじめ大小の権力が虫けらのように踏みにじろうとしています。しかし、虫けらにも魂はあります。「修正案」には柔軟姿勢を示している市長がたとえ受け入れようと、政府が強権発動しようと、地元の結束が固ければ、そう簡単に彼らの思い通りにはいきません。その基盤作りにこれから取り組むつもりです。

 ジュゴンの住む海と緑深い山々に抱かれ、はるか遠い祖先から私たちを育んできた愛するこの地域を基地の餌食にしないために、私たちが世界の無辜の人々の加害者にならないために、どうぞ、あなたの心を寄せ、力を貸してくださるよう切にお願い申し上げます。



2006年2月

ヘリ基地いらない二見以北10区の会
みなさん! 10区の会がめげないよう、 応援をおねがいします。
郵便振替 01730-9-9673 ヘリ基地いらない二見以北10区の会